歯周病と言えば、歯が抜けてしまう原因の主役で、虫歯よりも多いということや、口臭を引き起こすことなどは、皆さんご存知だと思います。
ところが、口の中のことだけで済まず、歯周病の原因菌が直接全身にさまざまに影響することが詳しく分かってきました。
その中でも特に重い影響があるのが、糖尿病、誤嚥性肺炎、心臓病、骨粗鬆症です。
以下に、それぞれ少しお話させていただきます。

糖尿病 この病気と歯周病とはお互いに密接な関係があります。
歯周病の原因菌がインスリンの機能を低下させ、血糖値を上げてしまい、血糖値が上がると歯ぐきの抵抗力が落ち、歯周病がより悪くなると言う、悪循環の関係です。
誤嚥性肺炎 誤嚥とは、飲み込んだものがうまくおなかの方に行かず、気管の方に入ってしまうことです。体が弱ってしまった方や、脳卒中の後遺症で、反応が悪くなった方などは、誤嚥を起こしやすく、また、誤嚥したものを吐き出す能力が落ちてしまうので、その中に、歯周病菌が混ざっていると、肺炎を起こす危険性が高くなってしまいます。肺炎は高齢者の死亡原因の上位ですが、その6割はこの誤嚥によるものと言われています。
心臓病 歯周病が進んで歯茎が破壊されると、ちょっとした刺激で、歯周病菌が血中に入り込み、いわゆる菌血症の状態になります。心臓が弱ってしまった方や、人工弁などの手術を受けた方は、この入り込んだばい菌が心臓に感染して、心内膜炎という命に係わる病気になります。
骨粗鬆症 骨粗鬆症の治療薬の一部のものは、歯を抜いたり、重症の歯周病によりあごの骨に反応がおこると、骨壊死という重篤な症状をごくまれに引き起こしてしまうことがあります。
以上のように、歯周病は、口の中だけにとどまらず場合によっては、命にかかわる事態を引き起こしてしまうこともある病気です。それを防ぐためには、徹底したお口の清掃が有効ですが、図のように歯ぐきが緩んで深いポケットができてしまうと、通常の歯磨きでは、ばい菌を取り除くことができなくなります。
歯科医院で、きちっとした歯周病の検査と治療を受け、その後定期的にメンテナンスをすることにより、さまざまな危険を回避することができます。
歯ぐきについて気になる方は、早めに歯科医院を受診することをお勧めします。
川口市西川口6‐7‐12
石川歯科医院 048‐252‐7700
ところが、口の中のことだけで済まず、歯周病の原因菌が直接全身にさまざまに影響することが詳しく分かってきました。
その中でも特に重い影響があるのが、糖尿病、誤嚥性肺炎、心臓病、骨粗鬆症です。
以下に、それぞれ少しお話させていただきます。

糖尿病 この病気と歯周病とはお互いに密接な関係があります。
歯周病の原因菌がインスリンの機能を低下させ、血糖値を上げてしまい、血糖値が上がると歯ぐきの抵抗力が落ち、歯周病がより悪くなると言う、悪循環の関係です。
誤嚥性肺炎 誤嚥とは、飲み込んだものがうまくおなかの方に行かず、気管の方に入ってしまうことです。体が弱ってしまった方や、脳卒中の後遺症で、反応が悪くなった方などは、誤嚥を起こしやすく、また、誤嚥したものを吐き出す能力が落ちてしまうので、その中に、歯周病菌が混ざっていると、肺炎を起こす危険性が高くなってしまいます。肺炎は高齢者の死亡原因の上位ですが、その6割はこの誤嚥によるものと言われています。
心臓病 歯周病が進んで歯茎が破壊されると、ちょっとした刺激で、歯周病菌が血中に入り込み、いわゆる菌血症の状態になります。心臓が弱ってしまった方や、人工弁などの手術を受けた方は、この入り込んだばい菌が心臓に感染して、心内膜炎という命に係わる病気になります。
骨粗鬆症 骨粗鬆症の治療薬の一部のものは、歯を抜いたり、重症の歯周病によりあごの骨に反応がおこると、骨壊死という重篤な症状をごくまれに引き起こしてしまうことがあります。
以上のように、歯周病は、口の中だけにとどまらず場合によっては、命にかかわる事態を引き起こしてしまうこともある病気です。それを防ぐためには、徹底したお口の清掃が有効ですが、図のように歯ぐきが緩んで深いポケットができてしまうと、通常の歯磨きでは、ばい菌を取り除くことができなくなります。
歯科医院で、きちっとした歯周病の検査と治療を受け、その後定期的にメンテナンスをすることにより、さまざまな危険を回避することができます。
歯ぐきについて気になる方は、早めに歯科医院を受診することをお勧めします。
川口市西川口6‐7‐12
石川歯科医院 048‐252‐7700
2015/04/05(日) 14:30 |
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