2016/05/01(日) 09:49 |
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1歳6か月児健診にいらっしゃる多くのお母さん方が、「この子は歯ブラシをいやがる」と言って心配されていますが、この年齢で喜んで歯ブラシをさせてくれるお子さんはいません。基本的に3歳くらいまでは、歯磨きがうまくできているかどうかと言うのは虫歯ができやすいこととあまり関係がないと言われています。 多くの研究を整理すると、2歳くらいで虫歯ができる危険性を高めるものは、 間食が多い、断乳が済んでいない、定期的にフッ素を利用していない 以上の3点に絞られるようです。 それぞれについて少しご説明させていただきます。 ![]() まず間食というのは、お菓子を食べるということだけではありません。 甘いものでなくても、飲み物でも、一日の中で飲食物を口に入れる回数が多ければ多いほど虫歯になりやすくなるということです。特に、スポーツドリンクなどを哺乳瓶や水筒などに入れて持ち歩いて遊びながらちょくちょく口に入れるようなことは非常に危険性を高めます。 次に、断乳ですが、残念ながら哺乳瓶でミルクを与えるだけでなく母乳でも、長く与えられたお子さんはそうでないお子さんに比べると虫歯になりやすい傾向があります。これについてはいろいろな意見がありますが、統計的にはほぼ間違いないようです。 フッ素については、使わないと虫歯になりやすいということでなく使うと予防効果が高いということです。フッ素の利用の仕方としては、歯磨き粉に配合する、ぶくぶくうがいをする、歯医者で塗ってもらうなどですが、3~4歳くらいまでは前二つはあまり使えないので、定期的に歯医者で塗ってもらうのが一番有効です。確実に吐き出せる年齢になったら、フッ化物配合の歯磨き粉を積極的に使っていただければいいと思います。 非常にざっくり言ってしまうと、3歳くらいまではジュースやスポーツドリンクを持ち歩かないで定期的にフッ素を塗ってもらえば虫歯になりにくいということになります。 母乳は免疫や食育の意味でできるだけ長く与えることを勧められていますが、同時にどんなかたちでもフッ素を利用することもお勧めいたします。
2015/03/08(日) 11:30 |
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